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11月8日 外さない天気予報英国の天気予報と言えば、
豊富なボキャブラリーで視聴者を幻惑することに長けたお天気キャスターの独壇場であります。
局によってなぜあれほど予報が異なるのか、と思っていても、
よく吟味してみると同じ内容で、違うのは抑揚のつけ方で天気の印象が違ってくること・・・かな?
当たる確率は極めて高く、80%となっておりますが、
その基準は「降るか、降らぬか」ということにあって、
「小雨」、「大雨」、「ところによっては・・」「時々・・・」などなどという表現には一切の責任を持たないわけであります。
以下、BBCの天気URLで使われる天気予報です。
このように明らかな晴天はウレシイものですが、この信憑性は80%以下ということになります。
← ところで、昨日は珍しいものを見つけました。
ロンドンの南部が霧なら、中心部はどうだろう?と見てみると、
霧と霞との違いは気象用語では1km内外の視界範囲であります。
視界が1キロ以上であれば霞、
1キロ未満であれば霧。
昼夜の寒暖差が少ないコンクリートジャングルでは霞で済んだようです。
それにしても、
この表示のように「晴れ時々くもり」ならまだいいんですが、
これは一体何なんでしょうかね。
曇って、雨降って、晴れたら、
外れるわけないじゃん。
でも、この日のFogは外れだったと思う。
そのうち霧の中に入るかな、とフォグランプ点けて走っていたら、警官に「消せ」と言われました。
適切に使わないと罰金が課されるそうです。
それなら、「外した」英国の気象庁に請求してくれ、と。
10月27日 最高と最低の10位Best and Worst Places to Live 2006 というテレビ番組を見ました。
英国内ではどの地域が一番棲みやすいか、棲み難いかという調査。
昨年の8月にTV局チャンネル4が放送していたものが以下の拙URLで詳細が判ります。
2006年度も同じ調査結果を放送したチャンネル4、
比較項目も明確になり、自治省の提供した資料で、
犯罪、環境、ライフスタイル、教育、雇用などが評価対象となりました。
犯罪は、性犯罪、盗難、強盗、車の盗難、車からの盗難の件数からの指数。
環境は、環境汚染、交通、平均寿命についてでしたが、
寿命の指数は個人資産にも関係するので、街の住みやすさの指数としてはこれはどうかな、と思います。
ケンジントンの平均寿命が84歳というのは頷けます。スローン・スクゥエアからキングス・ロードを歩いていると、ご老体ばかりです。
昨年のベスト1位だったのが、
拙宅から車で15分のところにある隣のカウンティ域Epsom & Ewellという地区ですが、今年は8位に下がっていました。
その理由は教育の指数が下がったことでした。
また、昨年のワースト1位だったHullは10位から外れていました。
2005年度と2006年度とでは、かなり違いがあるようです。
ベスト10のURLは以下の通りです。
ワースト10のURLは以下、それぞれ見比べてみてください。 ヴィデオ付きです。
ワーストで気になるのは、マンチェスター、ノッティンガムなどいい大学があるのに、地元はyob(元来は、boyから生じた白人ティーンエィジャーの隠語)タチが夜中も徘徊し、破壊行為が目に付く荒れた地域であること。イズリントンやハックニーなどロンドンのシティから歩いても行けるような地域がまだまだまだまだまだ・・・・まだ改善の余地が残されていることです。Newham, Tower Hamletsなどはそれらの隣接地域でもありますから、イーストエンド全体がロンドン行政の財政的お荷物になっていることは否めません。
この言い方で、「牧歌は貧困に対してなんと差別的な発言をするのだろうか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。構造的な矛盾を説いているのです。貧困に対する社会福祉体制は、この国ではかなり万全に近いものでありますが、生活保護者の受け取るものは、我々の払う税金から賄われているのです。良いですか、拙の所得税は40%ですよ。他にも地方税、家屋税などの税金を払っています。大方の人間が当然の権利を要求することもなく、税金を払っているのです。一方の被保護者たちは税金を貰うばかりで、家も当てわれ、労働もせずに、タバコ税や酒税以外を払うことはないのです。まるで社会主義社会です。バカバカしいでしょ。
一方、ベストはいい気分になります。トップのウィンチェスターは現存する英国最古のパブリックスクールのある場所です。そう言うだけで由緒正しき印象になるでしょ。 同地に何度か脚を運んだことがありますが、評価項目以上に憧れを感じる美しい古都です。9世紀イングランドの首都です。浮浪者はいません。落書きも少ないし、イラつかせるyobを目にすることもありません。ただ、不動産はべらぼうに高いです。安全と精神衛生には費用が掛るのです。
で、今回も前回も共通して不思議に思ったことは、田園都市構想で作られた地域がベストの中に一切含まれていないことでした。ウェリン、レッチワース、ハムステッドなどは理想郷として、住宅地の不足した第一次大戦後の大量復員兵対策として造られた地域なんですがねえ。行ってみると、住み易そうな良い所ではあります。どこかの国のヤクザまがいで、無知無計画なデヴェロッパーが作った新興住宅地よりもずっとオーガナイズされていて、計画的で、コミュニティもしっかりしています。でも、あっさりしていて、あんまり魅力は感じないんですけどね。なんか低級ビバリーヒルズみたいなもんで。 ああ、こんな言い方、また誰かに叱られるか・・。
10月11日 Abandoned car予備校講師をしていた頃の話、
東工大山口教授監修の英単語帳を開くと最初に出てくる言葉がAbandon
「いきなり、やる気の出る単語帳ですね」 とご本人に聞くと、
「うん、印象が大事だから」と笑顔で話される。
一般的にAbandonの使われ方はあまり気持ちの良い状況にはならない。
an abandoned husband 妻に捨てられた亭主
an abandoned dog 捨て犬
an abandoned fortune 捨吉 (ウソ!)
で、最近英国中で問題になっているのは表題の廃棄車両。
不法に廃棄される場合が問題なわけだけど、
廃棄される前に、ある不法行為に使用されたものが大半。
まず、廃棄するのは所有者本人ではない。
行政が発行するタックスシールから所有者の割り出しは出来るものの、
期限が切れていない限り、誰もそのシールには見向きもしない。
実は、拙宅の脇に9月某日からずっと駐車している車が2台あった。
並び方から見て、組織的な犯行にも見える。
放置された具体的な日にちは判らないが、1台はフランス登録車で、あと3日で納税期限。
フェリーかユーロスターに乗って来たものの、ロンドンかどこかで盗まれて犯罪に使われたのだろう。
もう1台は英国車だけど、これも納税期限は今月末。
タイヤは2つパンクし、イグニション・キーのカバーが外されている。
これでは「盗まれました」と車自体が語っているようなもの。
これが行政に通報する前の姿。ひと月近く放って置かれていました。右の画像はおフランスでの登録証。
通報後、このステッカーが貼られてから24時間後に撤去する、という内容のステッカー。
abandoned carを行政に連絡せずそのまま放置しておくとどうなるか?
夜な夜な徘徊するティーン・エイジャーたちが破壊します。
ときどき、燃やしたりするからタチが悪い。
この他にも、興味深いNoticeをいくつか見つけました。
赤ボックスが犬の落し物入れで、緑ボックスはその落し物を拾って包むビニル袋の入った箱。
袋まで常備されている散歩道は珍しいんですが、それだけ不法投棄する飼い主が多いってことだろな。
先日、娘と散歩した時に撮った画像ですが、確かに犬の落し物、すなわち飼い主の忘れ物は多かったです。
罰金額は行政の裁量に委ねられていますが、平均的に50ポンド。但し、場所によっては300ポンドまで及ぶことがあります。
緑ボックスの○の中の犬と飼い主の絵が微笑ましく・・。
近所の歯医者の待合室。
ここに勤務する歯科医師がすべてインド系英国人なんですが、
ときどきモロにレイシズムを受けるそうです。
レイシストは白人だけではありません。
医師やスタッフは法律に則ってレイシストの診療を拒否できるのです。
こんなNoticeを貼らにゃならんなんて、情けないねぇ。悲しいねえ。
でも、英国の現実。
「ソレを持ち上げるくらい強いんなら、ソレを片付けるのも簡単だ」 と、
なぜ便器の前にNoticeを貼るのか?
これはスポーツクラブの更衣室のトイレなんですが、
貼るところを間違えているのか、面白がっているのか。 ソレってなんなのさ。
いや、判ってるけどね。
本日はこれまで。
10月7日 読み方Leicester
Grosvenor
Southwark
Fulham
Higham
Worcester
うーん、まだまだいっぱいあるなあ。でも、とりあえず、これだけにしませう。
では、上から順に声に出して読んでみてください
順にレスター、グロヴナー、サザ(tha)ーク、フラム、ハイアム、ウースターがほぼ正しい発音になります。
アメリカ人、オーストラリア人など「イギリス語圏内」でも「イギリス文化圏外」の人々でも正しく発音していませんから、ご心配なく。
アメリカ人の老夫婦から「レイセスター・スクウェアはどこですか?」と聞かれたことがあります。
但し、英語圏のヒトなら -ham の発音は間違えないでしょう。
h が黙字となり、am の前にあるアルファベットとリエゾンする感じです。
新西蘭や濠州に行くと、アメリカと同様に英国の地名が使われているから、かな。
以前も述べたことがありますが、ham とは「村」の意味です。ゲルマン語起源の home と同じです。
ローマ時代に造られた軍用道路沿いに、ケルト人の集落だったところには -ham という地名がたくさんあります。
Highamとは「高村」ですが、Fulhamは「古村」です。
と言うのは冗談で、Highamは正しいのですが、Fulhamの方は原義がFulanhamで、Fullaさんという地主の牧草地でした。いわば、フラ村。
息子にはFullalovという姓の同級生がいます。 Full of love にも聞こえますが、ラグビーでいかつい体型をした男4人兄弟です。
脱線しましたが、
今でこそ、チェルシーの一部とも言えるFulhamですが、
わずか130年前はまだ牧草地が残っていた、という記録を読むと、現在の輝き方が一過性のものであるような気にもなります。
ロンドンの地名などは、歴史も浅く大したモノではないなあ、と思うものの、その成り立ちを辿るのはちょいと面白い。
地方に行くと、Leicester, Worcesterなどの古い地名があって、もっと面白い。
その面白さを少しだけお裾わけしますと、
それぞれがラテン起源にまで遡り castra という「城砦」の意味にぶち当たります。
これがアングロサクソンの言葉では ceaster と変化し、
ヴァイキングたちが cester と綴ったところから、現代の地名と同じになったとゆーわけです。
つまり、あの Chester という都市も、WInchester, Rochesterなどの -chester の付く都市名もすべて、
ケルト・ローマ起源から、アングロ・サクソン、ノルマンを経て現在に繋がっているのです。
読みが綴りのとおりになっていない理由は、起源や後からついてきた言語文化の影響を受けているということです。
地名を調べるのは面白いけど、カッタルイです。
9月24日 花粉症の景色?
花粉症を英語でHay Feverとは言わずもがなでしょうが、 先日、この語源に納得してしまう光景を目にしました。 モウモウたる干草の煙。古来、人々はこれをくしゃみの原因としてきました。 人力で草刈をする代わりに、随分とエネルギーをたくさん使うものだなあ。 これだけ世の中にヒトが溢れていたら、機械作業や生産なんてしないで、手作業でできることも多いのではないかな、と その光景は拙にそんなことを考えさせました。 約2万坪の平原は馬草の原。 つまり、この草原で馬20頭分の1年間の食事を作り、 馬草を育てる以外の期間は休耕地になるわけです。 冬には一度土中に空気を入れるために大型の耕運機で耕すそうですが、 イースター頃に馬草の種と有機肥料を撒く以外は放置されているそうです。 中世の三圃制などを思い出すんですが、欧州の土質って、アジアほど豊かじゃないです。 比べて、日本の耕地は世界でも稀に見る栄養とミネラルの豊富な土壌だったと思います。 日本は豊かな国だった、のです。 で、馬の食事のためだけにこれだけの敷地が使われるわけで、 馬という生き物の維持がどれだけ贅沢であるか、 ということが知れるのです。 でも、それはとても現代的な資産感覚です。 この敷地、実は、あるボーディングスクールのもので、 創建以来300年間、 この馬草の原を馬の食事のためだけに使ってきたのです。 刈り込みだけを例に取ると、 先日見たときは、写真のように幅8mの大きなコンバイン2機で刈り込みをし、 1機のトラックでHay Bailと呼ばれる馬草のロールを作っていました。 ロールは直径160㎝ほどに圧縮されています。 1ロールで馬2頭のひと月分の食事になります。 2万坪から取れるロール数は100にも満たないので、足りない分はどこかから購入するのでしょう。 馬草をこうしてロールにするようになったのはここ30年間のことで、 それ以前は、人手を借り出して、飼った馬草は屋根のように積み重ねていました。 藁の積み重ねを思い出してみてください。あんな感じです。 1960年ごろまでこの2万坪の馬草を刈るのに、借り出されたマンパワーは総勢50名で、3日間の仕事でした。 しかし、先日眺めた時は午後1時から初めて、すべてロールにするまで夕方の7時には終わっていました。 機械を製造し、利用するエネルギーの消費と運動不足で膨れる人間の肉体とのバランスを考えてしまったのですが、 レジャーやスポーツクラブに行くなら、人間が鎌で刈り取る作業をしてみるのは、 環境、エネルギー効率、栄養過多の問題を一挙に解決できるんではないかな、と考えてしまいました。 太った父母が大勢だろうから、「ダイエット・ボランティア」と称してやらせりゃいい、とかね。 そうすれば、コンバインの使用料、リッター500mの燃料を節約し、環境保全、地球エネルギーの節約にもなる。 儲からないのはコンバインなどの農機会社、燃料会社、パーツ生産会社、鉄鋼会社などなど。 オートメーションという省力の(怠け者の?)システムを作り出すために、 世の中にはいろいろなオーガナイズが複雑に絡んでいることも印象的です。 そういえば、OA化という言葉も実現が達成されないまま、 世の中では、いつしかIT化というコトバに取って替わられています。
コンバインなどの機械を使う場合と、人力で刈り上げる場合との違いは、経済的試算、エネルギー効率、費用、環境に対する影響などを概数で表せば、世の中は納得するのかもしれませんが、そんな計算はするまでもない、という気がします。 人間が鎌持って協力し合えば、それで済むこと、と考える拙はアナログ人間だからでせうか?
ところで、拙宅の子供が通う学校の話ではありません。念のため。
9月19日 国際化?日本はまた3日連休だったのですね。
休日の自己管理に慣れない、あるいは下手な在外邦人は、日本に居た頃よりも働き勝ちになります。
拙も会社員のころはそうでした。 おまけに、自由業の現在はもっと働いています。24時間仕事から頭が離れません。
その反動もあって、2週間くらいまったく仕事をしないこともあります。
端から見た目に「自由」は素晴らしいものかもしれませんが、自分を律する分、その自己管理はなかなか困難です。
仕事しないと収入になんないから、尻に火がつくまで放っておくと、品質が下がってロクなことになりませんしねぇ。
さて、
15年以上前の話、
新入社員16歳のドナちゃんは、ロシアの歌手タトゥのレーナにも似た女の子。
レーナではなく、ユーリャの間違いでした。お詫びして訂正します。
「四百字の遊び」のT-T.Nさんからの暖かきコメントで分かった次第です。
拙の居た会社の予約部門に配属され、きびきびした仕事ぶりはなかなかの評判でした。
でも、ある時接客ミスがあって、予約部門のマネージャに反省文を書かされていました。
拙はマーケティング部門でしたが、
なぜか、拙のところに内線が入りました。
「ねえ、スペル教えて」
当時、まだPCではなくワープロ時代でした。
「え?、お前イギリス人だろ。日本人の俺に聞くなよ」
「だって、この国に来ている日本人、みーんな、クレバーなんだもん」
「はあ?、クレバー?・・・でもさあ、辞書引けば?」
「そうか、その手があった。辞書引いたことなかったのよね。教えてくれてありがとう」
で、拙は何を教えたんですか?
頭の良し悪しと英語の力は必ずしも一致しませんのにねぇ。
英語を喋るからと言って、英人は皆お利巧さんですか? そうじゃないでそ。
先日、10年ぶりにドナ家族に会ったんですが、
彼女、今では当時の見る影も薄く、ドデーンとした3児の母(32歳)です。
当時BFだった旦那は俳優の誰かさんに似ていましたが、見る影すらありません。
完全なゲーハの赤ら顔でビール腹でした。
それでも、彼女を可愛らしく思う拙は、やはり歳を取ったのでせう。
年齢を重ねてさらに感じることは、たった15年間でも英国はどんどん移民化が進んでいるということ。
牧野義男という画家がNYからロンドンに渡って来た1900年ごろ、既にロンドンは移民の街でした。
牧野の話では、ロンドンではNYほどの差別感、疎外感がなかった、ということです。
労働力としてカリビアン系の人々も導入されつつあった時代です。
召使を雇う労賃の高騰は、貴族制度の2次的な崩壊要因として挙げられていますが、
外国からの移民とは、当初その労賃の節約だったのです。
つまり、当初は行政ではなく、貴族達が「奴隷」をヒントに始めたことだったのです。
移民が増えれば、異種族間、異民族間、異宗教間の争いもありますが、
何百年か掛ければ、やがて同化していくことは、ローマ、イスタンブールなど数々の千年都市、コズモ都市で示されています。
もちろん、2000年掛けてもそうはならない都市もありますね。それはそれで、なんとかなって欲しいと願うばかりでありますが・・・。
国際都市として完成するには、長い時間が掛かるという意味ではロンドンはまだ過渡期だと思います。 東京もこれからでしょう。
拙が英国人にスペルを聞かれるというのは、まさにその過渡期の中の一事象だったのかもしれません。
それとも、単なるアフォーなブリティシュー?
9月16日 これはどこですか?息子の地理の授業で、先生が見せた切り抜きの地図は南北に長い国土でした。
24名のクラスで、一番最初に口を開いたのはディジーという活発な娘。
「イタリア」
息子はいきなりズッコけたそうですが、振り向くと何名かが頷いていたそうです。
でも、一人の坊やが発言しました。
「でも、イタリアはブーツの形をしているんじゃないか。これはもっと東の国だよ」
先生は息子の顔をジッと見ています。
「君は日本で生まれたのかい?」
「いいえ、英国です。日本に居たことはあります」
「え、じゃあ、地図はやっぱり日本だ」 と、ディジー。調子の良い奴。
「日本で生まれたのは私で~す」と、べス。
広尾の有栖川公園脇には外国人の間で有名な産院があります。
「でも、日本のことは何も知らないの」
これから暫くの間、息子は日本の地理を学ぶそうです。
でもね、こういうときに思うんです。
英語で日本やアジアのことを学ぶ時、表意表現をすべて表音表現に変えちゃうでしょ。
なんだか言語をスポイルされているように感じるのは拙だけでしょうかね。
この日、息子達はメインの四島の名前を覚えたそうです。
もちろん、息子はそれくらいのことは知っていますが、先生は四国を度忘れして、息子に尋ねたそうです。
「四国」と息子が答えると、先生は「Shikoku」と反芻しました。
生徒達は、「え、どっちの発音が正しいの?」
パブリックスクールの特待生クラスでも日本についての認識はこんな程度です。
将来、彼らのほとんどがオクスブリッジやハーバードに進みます。
ま、日本でもかなりの人たちが英国のことを知らないよね。
「知らなくてもいいんだ。死にはしない」 と思ったそこのアナタ、
はい、そこでアナタの思考は停滞しました。
9月12日 かいだん
9.11の日、皆様は如何お過ごしでしたか。 英系メディアはグラウンド・ゼロ一色でした。 拙はラジオをつけっ放しで、家周りの土木作業をしていました。 個々の幸せは世界の平和を前提としている、ということでしょうか。 気温は27度、インディアン・サマー(あるいはOld Wive's Summer)と言われる陽気であります。 なぜ、そのような言われ方であるかは諸説あるようですが、ググれば何でも情報が出てくるので、各自ご自由に。
で、
もう夏も終わろうとしているのに何ですが、
今日はこわ~い怪談の話ではなく、
DIYで修理した拙宅の階段の話です。
Beforeの写真では階段に向かって右側は藪に隠れています。
この家を購入した時に気付かなかったのですが、
この階段は1/5ほど崩れていました。
棲み始めて、この藪をトリミングしている時にその崩れを見つけて愕然としました。
これは我々の見落としでもあるんですが、我々の雇ったサーベイヤーの見落としでもあります。
契約前には、家の検査をするサーベイヤーを雇って、欠陥箇所などを見つけたら、購入額を値切ることも出来るのですが、
当時、日本に居た我らは一時的に英国に戻り、この家を探し当て、前家主との値段の最後の交渉の段階に入っていました。
大方の取引金額は決めた後、日本に戻って、あとはサーベイヤー任せ。
サーベイヤが破損箇所などを見つければ、
さらに購入額を値切るか、売り主が修繕しなければならない、という段階まで来ていたのです。
一旦、契約を交わしてしまうと、サーベイヤーの調査に瑕疵があっても、遡ってこの責任を被せることは出来ません。
契約書を交わした時点で、サーベイヤの仕事を認めたことになるので、責任範囲は遡及できないのです。
たまに裁判に挑むヒトもいるようですが、
自分で直した場合のコストや係争する手間を考えたら、
何でも裁判にしてしまうよりもはるかに精神衛生上にも、効率的にも良いかも。
もちろん、こういうことで、そのサーベイヤーの社会的信用は落ちます。
サーベイヤーに文句の手紙を送りましたが、何の反応もありませんでした。
我々の使った不動産屋とビルディングソサイエティは、そのサーベイヤーをリストから外すと言っていました。ホントかな?
で、家にとって、この崩れは致命的な破損ではないということなので、崩れた階段を藪に隠して3年間放っておきました。
また、この程度の見落としもよくあるそうです。買った途端に雨漏りが始まったとか・・・。
そして、その3年間に最善策をいろいろなヒトに聞き、調べていたのです。
↑Before ↓After 基礎の部分は業者に頼んだのですが、表面の積み上げや平衡に均すところはある程度自分でやりました。
材料、道具、手間、能力のすべてを自分でやった場合との支出バランスを考えた上で、
親切な業者と密に連絡をとりあって、正味5日間ほどで安く完成できました。
玄関踊り場付近や壁の色も劇的に変わっていますが、
古いペンキ壁を剥がすだけで2日間、ユニボンドという表面の糊付け(?)で1日、ペンキでさらに1日掛りました。
前庭は大体こんな感じですが、まだ2階の屋根下のペンキ塗りがあります。地上から5mあるので、はしごを使うのが怖い。
後ろ庭も、語るのが面倒になるくらいたくさんのことをやってみました。
DIYにはこれで終わり、というキリも無ければ、これが正しいやり方という作業のスタンダードもありません。
何をどうしたいか、と考えることから、どうやってやるか、コストは、時間は、技術は・・・・とオーガナイズするものです。
義父と義弟は知的な人間ですが、DIYはまったくダメです。道具箱にはマイナスドライバくらいしか入っていません。
義父曰く、「6歳で父を失ったから教えてくれるヒトがいなかった」のだそうです。
義弟も同じ理由になるでしょう。
でも、拙も7歳で父を失っているのに、DIYを見よう見まねでやっています。
しかも、日本とは材料も道具も調達も言葉もまったく異なる英国で・・。
手先の問題もあるんでしょうが、やってみようという気持ちがないと出来ないんですね。
出来るヒトは何でもやっちゃうんですけど、それはやはりバックグラウンドが違うなあ、と思わされます。
付け焼刃で英国の生活はできるもんじゃありません。いや、資産があれば別ですが。
拙宅は築80年です。築100年、200年なんて当たり前なわけで、
そんなに長い間維持されるスタンダードがない? いや、スタンダードが変化して、その種類が多すぎるのか。
9月5日 鍵の文化
英国でホームステイをされた方で、 「いつも家のヒトがいるからいいや」 と思って、鍵を持たずに外出してしまい、 帰宅してみると家人がいる筈なのに、 なかなか家に入れなかった、とか ゴミ収集日、通りにゴミバケツを出そうと、 玄関を出た際にドアを閉めてしまい、 ロックアウトされてしまったなどなど、 小さな絶望を経験したヒトは少なくないと思います。
実は、少しの間でも外に出るときは「鍵」を持つことが英国での常識なのです。
ドアによっては2,3種類の錠前があったりするので、 拙宅のように玄関、勝手口、庭戸、ガレージなど4つ以上の扉を持っていると、 鍵の種類と数でズボンのポケットがパンパンになってしまいます。 で、ちょっと庭先に出るにしても、鍵を一式持って出ないと、萎えるような惨事になったりします。
数年前のある夏の日、宗教関係の勧誘が来ました。 「私は仏教徒なので、安易に改宗は出来ない。その辺は尊重してもらいたい」 と帰ってもらいましたが、午後になってアジア系の顔をした人物と一緒にまた同じ人物が来ました そのとき、裏庭で洗濯物を干していた拙は、急いで表玄関口まで行って、ドアを開いたのです。 ゆっくり話したいから、家の中に入れろと言うのですが、逆に拙が玄関口に立ってドアを開けたまま話をしていました。 そのとき、一陣の風が吹くと、ドアはバタリと閉じられてしまいました。 開け放されていた庭のドアから玄関のドアまでを通り抜けて来た小さなつむじ風です。 これは迂闊でした。 「ありゃあ?、鍵持ってないよ」 そう、英国の一般的なドアはLatch(ラッチ)式という錠前になっています。 内側からはラッチを引っ張れば、開閉できるのですが、 外側からはキーを差し込んで、ヒネりながらドアを押さないと開かないことになっています。 宗教団体の勧誘者を論破したり、活動の矛盾点を指摘して、相手を混乱に陥れることを喜びにする悪趣味な拙ですが、 この時ばかりは焦りました。 「お前らのせいでドアが閉まっちゃったじゃないか。どうしてくれるんだ」 「それはアナタが神を信じようとしないからではないですか」(意味不明!) 「何をぉぅ!いつ俺が神を信じないと言った。貴様みたいに頭ごなしに信仰できないと言ったんじゃないか。意味の違いが判らないなら議論の余地はないね。話になんないよ。俺は家ん中に入らなきゃならないから、鍵屋に電話しなくちゃいけない。こうなったのもお前らのせいだから、電話を貸せ。 鍵屋にかかる料金もお前負担だ」 「携帯電話を持っていません」 「ウソつけ。だったら、どうやってこの仲間を呼び出したんだ?そんなことより、なんとかしてヒト助けをしろ。こうなったのもお前らに責任がある」 「困りました」 「おうおう、困ったのは、俺だろうかな?それともあんただろうかな?困り方の激しい方が勝ちかい?」 「でも、私は法を犯したわけではありませんので・・」 「神に仕えるものが法ときやがったか。お前らは最低の規範である一般社会の法を遵守しても、最高の規範である神の教えを守れないと言っているわけだぞ。神の教えなら困っている俺を助けるべきじゃないのか? そもそもお前らが来なかったら、こんなことにならなかったんだぞ」 「神に祈ります」 「祈らなくていいから帰れ。こんな簡単なヒト助けもできないなら、そんなもん辞めちまえ」 そう言って、泣きそうな顔をした彼らを帰らせた後、拙はとなりのうちに行きました。 「ごめん、ロックアウトされちゃった。ウチの鍵、そこの壁にかかっている青いリボンのヤツだよね?」
8月30日 Swear Wordsとの付き合い先日の記事、「便利な日本語」について「やぶ泌尿器科のあたふた診療録」のやぶ先生から頂いたコメントから
英国人の使う汚い言葉について思いついたこと、考えたことなど。
表題のSwearには「宣誓する」という意味以外に、「ののしる」という意味もあります。
誓いの意味で使われることが大半ですが、
swearingと言うと「宣誓」と「ののしり」とのどちらかの意味に、
swear wordと言うと、「ののしり言葉」という意味だけになってしまいます。
持論ではありますが、
公や神の前で行われるべき「宣誓」という強い言葉だからこそ、
こうして反語的な意味を持つのではないか、と。
Terricficなど元来は強い否定の言葉だったものを強い肯定に使うこともあるです。
Swear Wordsには、冒涜、侮辱、差別、憎悪などのニュアンスが含まれます。
本人が使わないまでも、周囲の空気を読むなど、状況判断をするためには知っておくべき言葉です。
それぞれの言葉を検証しようかな、とも思ったんですが、
なんだか辛い書き物になりそうなので、やっぱ止め。
知りたいヒトはprofanity, insult, discrimination,Hateなどで直接ググッてみてください。
そう言えば、最近のやる気のなさは、調べるのが手軽になったことにもあります。
英国の何かを紹介する前に一応裏を取ろうかな、とググってみると意外な事象が日本語で説明されています。
キーワード検索の便利さはここ数年でさらに向上しています。 だから、わざわざ、このブログで英国のことをお披露目するのは意味ないなとか、
それに関する意見を伝えるのがツマラナクなってきたな、と感じています。
もちろん、誰かが書かないことにはネットに情報は載らないわけで、
英国での生活文化に関する私見や見識の類は無尽蔵にあると思います。
切り口は生活に関わらせるのが一番簡単なんですが、
昨年の暮れには、もうちょと飽きていました。 暫く放置プレーでもすっかな。な?
で、Swear Wordsの多くには、宗教を否定するニュアンスが含まれていることに気付かされます。
神に見放されたと思った人間は、神を罵り、「冒涜」することもあったでしょうから、
その教えを神前で否定するという思い切ったところから始まったんだろうな、と想像します。
キリスト教社会の場合は、Swear wordsにセックスの言葉が多いですよね。
日本の若者がこちらのロックシンガーかなにかのポーズを真似て、
"F○ck you" と中指を付きたてている写真を目にしますが、
あれはいけません。
いや、いけません、というほど生易しいものではない。
キリスト教文化圏の誰かを相手にしてそれをするなら、命懸けでやるべきでしょうし、
撮影や公の場でやるなら、己の無知と愚かさとをさらけ出す勇気を持って臨みましょう。
最近の旅行者の様子を見るにつけ、一般旅行ガイドに「やってはいけません」と書かなければならないほどではないかな。
「へー、イギリスではセックスしちゃいけないのか。勉強になった」と思う人が出ないように、具体的な記述にした方がいいかもしれませんね。
例えば、
「ファッ○ユーと言ってはなりません。手の甲を相手に向けて、中指を立てるのもいけません。レストランなどで人数を尋ねられる際、『一人です』と示す時は、手の甲を自分に向けましょう。これでアナタはパーペキなコズモポリタンです」 (いや、そうでもないだろ)
1970年代後半のロンドン旅行ガイドを眺めると、「ベンチに座ってくつろぐときに靴を脱いではなりません」と書かれていました。
これは日本のノーキョーが旅行産業で大きなマーケットシェアを持っていた頃の話です。
時代とともにガイドする内容は変化するんですねぇ。
知り合いのブルーガイドさんもそんなことを仰っていたような気がします。
で、拙は意味は判っていても、行為はもちろん、Swear wordを口にすることはありません。
これらの言葉の意味の持つ強さを、映画やテレビではなく、社会生活の中で体感しているからだと思います。
語学ではなく、民族、宗教、慣習などの地元文化から学び取ったから、かもしれません。
いえ、本当は自信がないだけです。
使うのであれば、使いこなせるだけのバックグラウンドを持つ必要があります。
英語の機微が分かるほどに教育を受けた人であれば、まず問題ないでしょう。
残念ながら、日本の大学受験パズル英語しか経験のない拙は機微のレベルに達していませんし、
齢50を目前にして、これからそのレベルに向かうとは思えません。
また、英語の上手さ、良し悪しとは必ずしも関係しないこともありえます。
例えば、王室の人たちがFワードを連発したとしたら、何か変だな、としか感じない。
もっとも、そんなことはほとんどありえない。
最近、ある王女が ”sh●t" と記者の前でつぶやいた話は有名ですが、例外に近いそれはさておいて、その言葉のグラウンドが必要になるんです。
拙は「あほばかまぬけ」と言われて育ってきました。
小中学校の教師でもそういう言葉を日常的に使うろくでもない環境でしたが、まあ、当時は普通と言えば普通。
それは現在の拙の構成要因でもあり、グラウンドでもあるのですが、
それを大人になってから、どう運用するかは本人次第です。
一度、信号待ちで車外に出て、隣に停車した危険運転行為を続ける白人の若者に「バ●野郎」と叫んで、相手の非を日本語でまくし立てたことがあります。
お里が知れると言えば、それまでですが、命に関わる状況では、感情を制御しなくても良いんではないかな、と思います。(もちろん、した方がいいんですが)
でも、怒りの感情をストレートに示すと英国では嫌われるし、疎んじられ、軽んじられ、無視されるので、要注意。
信号待ちのときは、後ろのドライバーたちから拍手されました。 皆、日本語判んないのにねえ。
やるなら世論を同じ方向に向けねばなりません。同情作戦とも、誘導作戦とも言います。
週刊誌が次週の売り上げのために、一人の英雄を一挙に陥れるあの手法です。
「ねえ、みんなぁ、こいつさぁ・・・」
ガッコにそういう奴いたでしょ。 あー、いたいた、・・・あ、自分?
8月26日 便利な日本語「うわー、あのオバサンの後姿不気味だなあ。体脂肪80%」
「おい、ハナ●ソほじくってんじゃねえよ。カメラ向けるとビビルくせに」
「早く行ってくれよ、ばあちゃん。そりゃ無理か。杖を蹴ったら死んじゃうだろうしなぁ」
「ウィンカー点けんかい。このぉ!」
良識を評価される当ブログではありますが、
イライラしていると、ついこんな言葉が日本語で突いて出てしまいます。
紳士然として見られる(誰が見る?)拙も一皮向けばこんなものです。
すべて聞こえるように日本語で言いますが、
英国では、どうせ判りっこないと思っています。
日本に帰るときは気をつけないと・・・。
状況は上から順に、
通路一杯に歩く二人の関取、いえ肥満女性。6名分のスペースを占有しています。しかもまだ20代と思しき顔と態度。
ある高級百貨店フードホールの肉屋の店員。そのハ●クソのエキス付きの指で肉を切るんですかね。画像を本社に送りつけてやりました。はい、デジカメオタクです。
後ろを振り返りながら、道を譲らない老婦人。ブ○ディ・ジャップとか、チン△ーとつぶやいています。こういうゾンザイな存在感の老人はたまにいます。でも、拙は耐えます。むしろ親切にする方法はないか、と考えるほどです。それは嫌味か。でも、差別なんて言いません。彼女の人種意識は50年以上前から変化していないのかもしれません。そもそも、誰が弱者ですか?
ラウンド・アバウトの「アバウト」って、「いい加減」って意味ではないですよね。こちらは後ろから追突されそうなリスクを負って一時停車しているのに、ウィンカーを点けずに左折されてもねえ。
で、以下は1990年ごろに聞いたエピソード。 在英30年の友人、美智子さんは百貨店ハロッズでそのお友達と話していた時のこと、
お友達 「美智子さん、お返しにどんなものが良いかしら?予算は20ポンドくらいにしたいんだけど・・」
美智子さん 「イギリスのものなら何でもいいのよぉ。日本人にはどうせ分かりっこないんだから。何でも有難がるでしょ」
通りかかった見知らぬ英国人 「それはいけませんよぉ~」
背の高い英国人男性は150cmに達しない美智子さんの目の前に屈んで、流暢な日本語で言ったそうです。
元キャンデーズのメンバー伊藤蘭似の細い目をした美智子さんが、目を剥いて驚いたのは言うまでもありません。
美智子さんご本人から伺った逸話です。
実は、美智子さん、昨年の今頃突然亡くなっちゃったんです。
1年経った今でもちょっと哀しい。
拙は頂いた小説集の前で、合掌。
8月19日 面倒なパウンド昨日の続き、
ご存知のように、パウンドは重さもあれば、通貨単位にもなりうる。
日本にも尺貫法があったように、
英国にもヤード・ポンド法という知ったか振ったような決まりがあることもよく知られているが、 本当の名前はインペリアル・ユニットというすべての度量衡についての決まりがある。
重さの1ポンドは約454gだが、それは16オンスでもある。他にもたくさん重さの単位があり、今では使用禁止されていても、なんとなく使われ続けているという状況は、我々外国人には迷惑な話もある。古くからの肉屋、魚屋では、「重さ買い」をするとポンドで押し通しやがる店員もいる。在英の長い拙は、慣れているから良いようなものの、駐在間もないご婦人や旅行者が困っているところに遭遇することもある。でも、親切はあえて差し伸べないことにしている。その程度の困難を克服してこそ人生は楽しい。な~んて、ただ面倒なだけ。ごめんよ、ご婦人方。
隣に棲む鳶職人ブライアンは50歳。彼はガソリンの単位をガロンで聞かないと判らないと言うし、
一般的に体重の話はストーン(約6.35kg)という単位になるし、
身長に至ってはfootとinchである。
誤解のないように言っておくが、6foot(feet)は180cmではない。1footは30.48cmなので6ftは約183cmとなる。
だから、身長で180cmの人は5フィート11インチちょいになるのだ。なんか損した気になるのは拙だけだろうか。
因みに6尺というのも180cmにはならない。182cmにちょっと欠ける。
しかし、手元の六尺フンドシは2m近くある。洗っているうちに伸びたのか。それとも、重さで伸びたのか。(見栄?)
さて、話をパウンドに戻して、
最近話題になった拳闘家カメタ選手の体重は知らないけど、
ボクシングなどのリング競技で使用されるのはパウンド。
その理由は19世紀終わりにクィーンズベリールールなど英人貴族のオジサンが近代ボクシングのルールを作ったから。
「重さ」についての膨大なウンチクを述べるのは少々カッタルいし、パウンドケーキ宜しく壮大な?ドラマになりそうだが、
「通貨単位」になるともっと大変なことになる。ちゃんと詳細を書いたら、きっと読者は明日からこのスペースに来なくなるだろう。
ポンド=パウンド=リブラ=STG(スターリング)=£=100p ≠240p、
£1 = 20シリング = 240p (1971年まで)
在英邦人ビジネスマンとしては、ポンドについて以上のような認識が乞われる。
でも、最後の ≠240p はどうにも説明が困難。
20シリング=240ペンスというのは、1971年までは正しいのだが、シリング硬貨が存在した時代までの話でもある。
拙が棲み始めた80年代にはまだシリング硬貨はあちこちに残っていた。つり銭で貰うととても混乱した。
混乱の理由は2つある。1ポンド=20シリング=240ペンスということと、1ポンド=100ペンスという二重構造が1971年以降も英人たちの頭の中を支配していたこと。もう一つは、ただ単純に英人の計算能力が元々問題だから。つり銭が多いのか、少ないのか、10進法で統一されても、店員が判らなくなるのは未だに変わらないのはご周知のとおり。
通貨単位については、ユーロが英国に導入されたら、一気に単純化が進み、もう少しきゃつらの計算能力は向上するかもしれない、と期待するのは甘いだろうか。甘いだろうな。
通貨単位は他にも、クラウン、ギニー、フローリンなどなどたくさんありましたが、実生活の上ではもはや関係ないといえませう。
それにしても、10進法になったのが1971年とは、随分最近のことではねえの。
50代以上の英国人の頭の中にはまだギニーもシリングも活きています。
1ギニー=1ポンド
でもね、1ギニー=21シリングで、1ポンド=20シリングなんよ。
こんなことで疲れていた昔が懐かしい。
8月18日 パウンドのナゾーある時、と言っても20年以上前のフォートナム&メイソンズでの話、
拙「あのー、日本の友人にまったりとしたバターケーキを買って来て欲しいと言われたんですが、パウンド・ケーキと言うのでしょうか。お店のどの辺にありますかね?」
英人店員「はて?パウンドケーキ?聞いたことがないですねえ。どんなものですか」
「ええ、ケーキの材料を1ポンド分の重さで仕込むから、そういう呼び名があるんではないですか?」
「いーえ、聞いたことがありませんねえ。ケーキと呼ばれるものなら・・・・」
と、型どおりの案内を受けるものの、これ以上話をしてもしょうがないと思った拙は、
焼けばこんなものだろうと思われるパウンド・ケーキ大の菓子を鷲掴みにして、帰宅したのでした。
で、妻にそのことを伝えると、
「私も聞いたことないなあ」
「なんだよ。英国人の知らない英国のものかよ。ベルギー人の知らないフランダースの犬かよ、猫かよ、暴君ネロかよ」
その後、義母、妻の叔母と伯母、近所の奥さんたち、子供の同級生の母親たち、かつての同僚たちなど誰に聞いても、
Never heard of it
では、パウンドケーキとは一体何?
という疑問の蓋は塞がれないままになってしまった。
それは、穴の開いた頭の斜め上に、
はずれたマンホールの蓋がベレー帽のように乗っかっている感じで、
首が痛くなりそうなまま幾年月・・・、これでは苦行ではありませぬか。
と言っても、苦行は続かないので、拙のパウンド・ケーキ探索はいつしか忘却の彼方へ・・・、
しかし、2005年、仕事でロンドンの名門店やホテルでのパティシエ(ペイストリー・シェフ)たちに会う機会があり、
彼らがそのナゾを解いてくれました。まさに20年越しの労苦が報われようと・・・、
「それはアメリカ語だよ」
なんだ。それだけかよ。
いえ、それだけではありませんでした。
英語、つまりイギリス語の通常の名前はマデイラ・ケーキ。
19世紀にマデイラ・ワインを使って作られたケーキなので、この名前が残っているそうです。
英国の家庭料理のひとつとして、ほとんど毎日目にするもの、口にするものです。
で、パウンドケーキは判りましたが、
パウンドには「重さ」もあり、「通貨単位」っつーか、「収容」、「囲い込み」、「叩いて~する」、という意味もあり、
なにやらややこしい言葉なんだけど、原義は薄ぼんやりとした一つのカタチの中から生まれて来た言葉のようです。
あ、言葉なんてみんなそんなもんだって?
ご存知でしたら聞き捨ててください。いや、読み捨てか。
7月8日 同じ国?London Blast
つまり、無差別自爆テロから1年です。
世の中は何か変わったのでしょうか。
昨年の今日の拙記事は以下になります。
けふは我が子らのガッコの終了日、
親も終日、式典やらその後の運動会に借り出されての大忙し。
夜には親と教師達が着飾って出席するSummer Ball(舞踏会)も開催される。
うう、タキシードだぜ。
終了式典では、各学年から10名の生徒が表彰されるそうだが、
またしても我が子らの名前がないそうだ。
「テストの点は一番か二番だけど・・・」
それだけではない別のパフォーマンスも要求されるとのこと。
教職員の判断に拠るもので、成績に絶対評価はありえない英国である。
息子は学内外でちょこちょこと小さな賞をいくつも取っているが、
娘は誰もが認める文才の持ち主なのに、なぜか無冠。
バカ親としてはちょと不満。
我が事を振り返れば、拙母は息子達の成果にけっこう無関心だった。
なんであんなに無関心でいられたんだろう??
拙も親ばかな態度をせずにドンと構えるべきか。
それにしても、息子が選ばれない理由は、「ボクはうるさいから・・・」
親の轍を踏んでくれるな。
さて、
最近知ったことだが、
我が子らの通う学校は多くのセレブを輩出していることで有名らしい。
昨今の学力の向上にも関係しているのか??
確かに演劇や音楽に強いので、そういう人々が出てもあまり不思議は無い。
でも、ここではどういう人物であるかは述べない。
述べたところで、英国では有名でも日本では知られていないから、という理由もある。
これは匿名のブログであり、拙と家族とのプライバシーであることもご承知頂きたい。
一番身近な例だけを挙げると、かなり前に書いた記事で、学校で行われた「レ・ミゼラブル」に出演したベン君は、毎週何度かロンドンのシアターランドと言われる地域で、あるミュージカルに参加している。つまり、13歳にしてプロフェッショナル。まだ、駆け出しだが、あの容貌と声と才能で、きっと将来名前を馳せるだろう。彼のことはいずれ詳しく。
ところで、息子のクリケットを見に行くようになってから、父母たちと話す機会も増えた。
サッカーW杯中、たまたま気づいたのだが、学校の駐車場には英蘭の旗をつけた車が1台も無い。
なぜか?
皆、サッカーW杯に興味がないのだ。
息子の学校ではサッカーをやらない。それはパブリックスクールとしては普通のことで、ラグビー、ホッケー、クリケットが主流であることは以前にも述べた。
その親達も同じなんだな。往々にして上流意識のある人々、資産家の子弟が通う学校であるから、こういうことになる・・・・のかな?
デイトレーダーをしていて、いつも暇そうな父親ブライアンは、サッカーに少し興味あるが、あまり思い入れはないらしい。彼は息子の親友アレックスの父。
ブライアンの場合は、労働者階級からの成り上がりと、本人が言う。このパブリックスクール文化圏に関わるようになってから、興味はサッカーから離れたそうだ。父母同士の話でまず話題にならないのがサッカーなのだ。
大衆性に背を向けることが一つのステイタスになるんだろうかね。
拙にはちょと不愉快な話だが、そういうヒトたちは少なくない。
貴族は王室にかしずき、振興実業家は貴族に憧れる。
天井しか見ないヒラメ体質は、
産業革命以来変わらぬ英国の無形のアイコン。
今は、貴族ではなく成り上がりセレブリティね。
拙は、現セレブよりも、セレブ以前、失脚セレブや忘却セレブの人生の方に興味あるけどなあ。
「あの人は今?」ってのとは違うよ。 ただ、どんな人間の歴史にも興味あり。
6月26日 パブで見たW杯ウチに大画面のテレビがあるのに、
わざわざ近所のパブでサッカー観戦するヒトは多いです。
そんなことをするのは英人だけかと思ったら、
やはりW杯ですから、試合ごとにそれぞれの国民が混じります。
今日もナイツブリッジのパブで英蘭戦を見ましたが、
パブの中は英人ばかり。
先週の同じ日の夕方、韓国対フランス戦をパブで見ていましたが、
周囲はフランス人ばかり。
拙は韓国人と思われたらしく、周囲から英語で罵声を浴びせかけられました。
ちょっと危ないかな、と思いましたが、
韓国がゴールした時でも無表情でいたら、
周囲の態度が変わったので、事なきを得ました。
本日の英蘭-エクアドル戦では、
東洋人は拙一人。 有色人種はいませんでした。
ベッカムのシュートが決まった時、パブの中はトランス状態。
リプレイの時だけ静かになっても、そのゴールで再び大音声の世界。
デジカメのビデオに撮りましたが、音になっていないし、画像としてもイマイチの前。
えーと、英蘭はこれで8強ですか。 よかった。よかった。
本当はどうでもいい。
中田と川口の「ドリームティーム」入りが嬉しい。
でも、「夢隊」なんてネーミングが悪かねーか。
「正夢隊」でもいーんでねーか。
応援するのはサッカー?いや、拙でせう。http://blog.with2.net/link.php?29834
6月25日 ザ・ガーディアン「ザ・ガードマン」というテレビドラマがありましたが、その話ではありません。
「ザ・ガーディアン」という英新聞もありますが、その話でもありません。
Guardianというのは、「保護者、管理者、後見人」という意味があります。
英国紙の the Guardianとは、
正にその国の政治を自由主義的、かつ進歩的に後見する目的で発刊されるメジャー紙のひとつです。
で、今日の話は、拙が「後見」している話です。
子供達が寮のある学校のデイスクールに通っていることは、何度か述べて来ましたが、
寮生は親の代わりになる保護者や後見人が入寮の条件になります。
実は拙宅では全寮制名門校に通う息子さんの後見人をしています。
このブログにも時々立ち寄ってくれる古くからの友人の子供さんです。
拙のこの経験は10年以上前にもあり、
我が子等がまだ赤ん坊だった頃に、2名の娘さん達の面倒を見ていたことがあります。
この娘さんたちはそれぞれオクスブリッジを卒業し、一人はまだ博士課程の研究者であり、且つ母上に似て性格も容姿もとても美しかです。ウチの子供達もこんなになってくれたらなあ、と思ったものです。
で、ガーディアンが具体的に何をするのか。
寮生の実親はだいたい海外在か、近所に住んでいないのが一般的なので、
ガーディアンはハーフタームやちょっと長い週末などの受け入れ先になるとか、
親代わりに何かのイベントや父母会に参加するわけです。
ガーディアンをしていると、それぞれの学校にも詳しくなるし、
英国の学制、それぞれ人生、職業選択などについても間接的に触れることになります。
次回、この項目では「寮生活と人種」の話でもしましょう。
因みに、こういった寮制の学校とは、ほとんどがパブリックスクール、またはプライベートスクールと言われます。英国の場合、公立校はステートスクールであって、パブリックスクールと意味を同じにしません。パブリックスクールを和訳することは意味がないし、不可能でしょう。
応援してくださると、もうちょと続けようかな、という気になります。http://blog.with2.net/link.php?29834
6月21日 テレンスのワールドカップ息子の同級生だったテレンスほどサッカーW杯を楽しみにしていた者はいないだろう。
テレンスの見た目はどうみても普通の白人、両親も白人、妹は黒人の顔をして肌も少し浅黒い。しかし、明らかにテレンスの妹であることがわかる顔立ち。
テレンスの母親ソフィーは韓国人とスイス人移住者の混血。でも、見た目は普通の白人。
父親のショーンはアメリカ系ガーナ人と英国人との混血。これまた、見た目は普通の白人。
ソフィーはとても美しい。ショーンはとても強面。まさに美女とヤフー。
そして、テレンスはショーンの仕事で赴任していたオーストラリアで生まれ、日本で4年間過ごしたことがある。
母親譲の顔立ちをしたテレンスの身体の中には、ワールドカップ参加国の血が流れている?
今は違う学校に通うのだが、たまに下校時に出くわすので、テレンスは縫い針にした日豪韓英、瑞西、ガーナの旗を持ち歩いているのを見せてくれた。
画像撮影は失敗につき許されたし。
拙の息子でも日英の両国を心から応援できるので、いいなあと思っていたが、
テレンスはそれぞれの民族の血を受け、それぞれの文化を経験しているので、
いろいろな思い入れがあるらしい。
日本の選手は中田浩二が好きなんだそうな。
テレンスもクラブでは、ディフェンダーだしね。
母親のソフィーに連れられては、韓国やスイスにも行ったことがある。
韓国料理と和食は彼の大好物。スイス料理は「うーん・・」
父親と祖父には、アメリカとガーナについて、それぞれの国の魅力を教えられて育った。
もちろん、ガーナとアメリカに行ったこともある
テレンスが拙宅に来ると、彼の好物、ざる蕎麦を振舞う。
息子も仕方なく一緒に食べる。嫌いじゃないけど、食べたいとは思わないのだそうだ。
ブラジル戦もわざわざ拙宅まで来て、息子たちと盛り上がる予定だ。
ざる蕎麦ズルズル。
最近、ping送信に問題があるようですが、応援方宜しくです。
6月18日 皇太子の横顔少し前の話になりますが、
ロンドン塔でThe Prince's Trust 30th Birthdayのイベントが開催されました。
日本語にしたら「皇太子信託基金」とでも言うんでしょうか。
英国内の14歳から30歳までの有望な若者を援助する基金のことで、
「技術を向上させ、新たな自信を持たせ、希望を叶えさせたい」
という主旨で作られ、現在の総運用額は80億円とも言われます。
実際に援助された人々の中には、10代で服役して、教育も満足に受けず、どこにも就職できなかった青年が、現在では有名なテレビプロデューサーになっている、という例も挙げられます。
30周年に記念イベントはロンドン塔の正面で行われ、ITVでも放映されました。
そして、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ハリー王子の御三方が、
アントとデックというお笑い系?プレゼンターコンビとの
インタビューに応える場面も放映されました。
日本だったら、浩宮様と、スマッピやTQKIQのメンバーが
お父さんより大股開きの息子
対談するようなものですが、
そんなこと考えられるでしょうか。
でも、もし、実現出来たら痛快ですよね。
デコがアント、小柄がデック
ただ、宮様たちは英王室のように企業経営や慈善事業経営が許されるお立場に居られないなど、
事情がかなり異なるので、どうなんでしょうか。 ね。in'it
そのインタビューの場所は
グロスタシャーにある皇太子の公邸であるHighgrove Houseで行われました。
ここではトピオリーという造詣の刈り込みが印象的です。
皇太子邸ということで、
庭のトピオリーのクオリティとその数は相当なものでしたが、
以下の画像は借り物で、皇太子邸とは無関係です。
どこかで見覚えが、おじゃる? ⇒
一度招かれてみたいなあ、と思いましたが、
インタビューの受け答えをしている英王室の人々のあの喋り方は何なんですかね。
聞き取れません。
チャールズ皇太子でさえ聞き取り難いと思っていたのに、
息子のウィリアム王子の言っていることがほとんど判らない。
かつてアン王女と話したことが2度ほどありますが、
ウィリアム王子とアン王女の発声はよく似ています。
鼻に掛かった声で、語尾を飲み込みながら話されるんです。
あるとき、アン王女がレセプションルームのテーブルに腕を突っ立てて、かったるそうに話しておられました。
彼女の言葉を聞いていたんですが、
よく判んねえな、と思っていたら、突然こちらに視線が・・・、
こちらに質問を向けないでくんないかなぁ、怖いー、と思っていたら、
アン王女; Did you brabrabrabrabra?
拙;あ、あ、あぃ、ぁぃ、I beg your pardon, your majesty?
冷汗もんです。
英国史を辿ると、
かつての英国外交官にも高貴の出所者は少なくありませんが、
この30年間にかなり庶民化しています。
現在でも、何人か貴族出の若手外交官を知っていますが、
まだ30歳そこそこなのに、アン王女と同じ発声とリズムの人物がいました。
話す機会が多かったので、なんとか調子を合わせていましたが、
こいつは英語が出来ないと思われていただろうなあ。
高貴な出の英語というのはどうも聞き取り難いようです。
皇太子信託金の受入れ資格には、時々皇太子との謁見が条件になるようですが、
みんな、ちゃんと話が出来るのかなあ。
つい最近、この皇太子ファンドのお陰で成功した人物に出会ったものですから、
時期ハズレの記事を書いてみました。
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6月6日 エゲレス化しちゃったサラリーウーマンたちが、「オヤジ化している」という危機感を持つ記事をよく目にする今日この頃、
拙は「エゲレス化」している自分に気づく。
在英何年などということもよりも、
妻も家も子供もエゲレス産なので、
否応なく、エゲレスに染まるしかないのである。
気づくのは在英間もない和人たちと話している時、
風呂や食器洗いの「濯ぎ」についてのカルチャーギャップが話題になる。
「牧歌さんは濯ぎはどうされていますか」と聞かれると、
拙は「濯ぐよ」とは応えるものの、いつしかけっこういい加減になっていることに気づかされる。
風呂に及んでは、英人たちと一緒だ。
濯ぎのシャワーなど面倒になり、汚れを薄めた身体をそのままタオルで拭うようになって20年経つ。
でも、バスタブをご不浄と一緒にしたりはしないからね。
意味判らない人は拙ブログの「バスルームはご不浄?」を参照されたし。
で、エゲレス化しちゃった拙を他にも挙げるなら、
電車の遅延にも怒りを感じなくなる。
50ペンス(100円)を節約しようとする。
誰とでも割り勘でメシを食う。
パブで振舞われたら、振舞い返す。
後続の人のためにドアを支えてあげる。
暑くても背広を脱がない。
つい、Fワードが頭を過ぎるが、堪える。
レストランの請求書の明細、スーパーのレシートをじっくり見て粗探しする。
家の修理の問題があれば、まず道具箱を見る。
修理道具や材料の購入にDIYに行く。
まあ、こんなところか。
DIYとは、古くは「日曜大工」と訳されていたが、今はどうだろう。
ね?翻訳業のうにさん。
実は、このDIY(Do It Yourself)をやるか、やらないかが、
在英経験の大きな違いになる。
まず、日本人の駐在員はやる必要がないから、
語りようがない。
DIYを知らずして、在英期間が5年あると言っても、
それは日本に5年滞在して、味噌汁もラーメンも啜ったことないガイジンと同じだ。
断片的な経験だけで、「英国の食は不味い」と言い切り、
無知をひけらかす日本人のオジサンたちと一緒だ、とも言っておこう。クドイか?
実際のDIYとは素人大工のことだが、
英人の場合、職人よりも上手い素人がいる。
職人のスタンダードに疑問があるのは日英同じ。
そこで、学習し、自分の手で経験を積み重ねることで、
邦人は素人でも楽々と現地職人の技術を追い越す。
そうすると、英人から言われるのは、
「お前は日本人だから手先が器用なのだ」
ということではなく、
「お前もだんだん英国に慣れて来たなあ」
「間違いなく、俺は日本人で、アンタよりDIY出来るよ」
高らかに笑って、英人の反発を買うのであった。
6月5日 節目
義父の誕生日の続き。
なぜ、こんなに誕生日が大事なんでしょう?
妻は2日間仕事を休んで、準備をしました。
このケーキ作りもそのひとつ。
当日は、↓の義弟宅に朝9時着。
はえーよ。
拙は朝3時まで仕事していました。
おお、日本車!と中世建築。
義弟の家は1600年築です。
やたら広いのが取り得ですが、拙ならこういう家には住みたくない。
芝刈りが大変だし、鴨居が低いからです。
17世紀の農民の背は英人でも低かったのです。
我々が到着すると、義弟宅ではすでに様相が整ってました。
後は、食事とデザート。
食事はBBQなので、直前のオーガナイズだけが大変。
黒こげソーセージと乾いたケバブを作るのが拙の役割でした。
「焦げてるよ。発がん性物質だよ」
と言っても、焦げたものしか食べません。
英人は、少しでも肉が赤いと火が通っていない、と言い張ります。
あのねえ。と言いたくなったのは10年以上前で、今はどうでも良いです。
英人のBBQで、拙はヴェジタリアンになります。
そんな肉食えるか。と言うのが本音。
これ↑は昨日紹介した義父を模したケーキ。
友人に依頼すると、2週間掛けて、たった40ポンドで作ってくれました。
同じものをHarvey Nicholasに見積もると300ポンドでした。
この中に義父が入っていますが、一番若そうに見えます。
と言っても、髪の黒々とした最前列の人だけが50代で、他の人々は皆70歳前後です。
義父以外の皆さんの見かけはけっこう年を召しています。
義父は今でもエクセルやメイルを使いこなします。
教会や慈善団体の会計や財務をボランティアで担当しているからです。
数年前に生まれて初めてキャッチボールをした時、
彼のフィールディングは相当なものでした。
息子の運動能力の高さは、拙からではなく、義父からの遺伝だと思います。
そんな義父ですから、老後のスポーツでも、周囲からの信頼を集めるようです。
妻と娘と息子で、作ったデザートです。
名前を語るまでもないでせう。
この日、拙は一口も食べていませんが、
普段食べている印象から言うと、けっこうウマイです。
焦点の定まらない記事ですが、
本日はあえてそうしてみたい、と。
応援する?http://blog.with2.net/link.php?29834
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